iPhoneの保護フィルムのオススメの選び方ガイド

2014-11-15

IMG_5099.jpg 今回はiPhone7/7Plusや、iPhone6s/6sPlus、iPhoneSEなどで、どのように液晶保護フィルムを選ぶのがいのか。という視点で、現行販売しているフィルム・シートを分類してその特徴をまとめてみようかなと思います。

長いですので、興味ある項目だけ見ていただければと思います。こちらのガイド自体はiPhone以外のXperia(エクスペリア)Z5Galaxy(ギャラクシー)、AQUOSPHONE、アローズなどといった他のスマホの保護フィルムを選ぶ際にも使えると思いますので最後までお付き合いいただければと思います。

ちなみに、iPhoneSE用の液晶保護フィルムは、iPhone5/5Sの物がそのまま使えました。

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液晶保護フィルムのオススメの選び方ガイド

液晶保護フィルムは、主に液晶画面を傷などから守るために使用されることが多く、一般的なものはPET素材で作られています。スマホの故障の8割が液晶画面に関する故障とのデータもあるのでしっかりと保護をしてあげることで多くの故障からスマホを守ることができます。

今回はそのフィルムを特徴ごとに分類して実際に販売の際にされている分類に基づいて1つづつ見ていきます。購入の際に参考にしてもらえればと思います。

iPhone6/6sのフィルムに関しては、元々の液晶面にラウンド加工が施されているのでフィルムが小さめに作られていることが多いですのでその辺りは注意して選んでいきましょう。

光沢フィルム

いわゆる普通の液晶保護フィルムと言われるものです。100均で販売しているものから、家電量販店で1,000円程度で売られているものまでかなりの種類があります。

表面の硬度は一般的に3~4H程となっています。表面の硬度に関して詳しくはガラスフィルムのところで説明していますのでそちらを見てください。

値段が高いものは透過率が高かったり、表面硬度が硬かったりしますが鞄の中などに無造作に入れておくと結構傷が付きやすいです。表面のスクラッチ防止には一定の役割を果たしてくれますが、耐衝撃性に関しては期待しないほうがよいでしょう

また、金額による商品の特性の違いがわかりにくいですので、100均等の格安のものを定期的に張り替えるか、国内のメーカーで安心できるものを貼るかのどちらかがオススメです。

オススメの高光沢フィルム

指紋防止フィルム

シートの表面に特殊な加工を施し指紋(油脂)が液晶保護フィルムに付着するのを防ぎます。表面の加工のため指ざわりは「さらさら」としたものが多いです。

また、フィルム表面の加工のため画面の透過率に関しては一般的なフィルムと比べて悪くなり、種類によっては貼付け後に画面が暗く感じたりする人もいます。表面の加工によりファンデーションなどの汚れもつきにくくなりますので女性の方に好まれるケースが多くなっています。

値段に関してはピンきりです。ただし、光沢のフィルムよりもフィルム自体の特性がわかりやすく、高価なものほどコーティングがしっかりとされているために指紋のつきにくい場合が多いです。

オススメの指紋防止フィルム

アンチグレアフィルム

表面の照りを抑えてくれるフィルムです。強い光の元での使用や画面の光沢が嫌いな方にはオススメです。

個人的には、あまり需要がないのかなと思うフィルムです。炎天下でスマホを使用するような仕事をする方にはいいかもしれません。

オススメの反射防止フィルム

気泡が絶対に入らないフィルム

保護フィルムを貼る際に、問題となってくる気泡が全く入らないフィルムです。

カラクリを説明するとフィルムの液晶画面部分以外に色がついており、その部分にのみ粘着層が付いています。

液晶部分には接着層がないために気泡が絶対に入りません。(厳密に言うと周りにもし気泡が入ってもフィルムの色で見えないだけ)

液晶画面部分が保護フィルムと密着しないため操作時の反応が鈍くなるといったケースも有るようです。その他の部分に関しては一般的な液晶保護シートと変わりません。

また、最近では全体が透明なフィルムも出てきました。

保護フィルムの貼り付けが苦手な方にオススメです。

オススメの気泡が絶対に入らないフィルム

ブルーライトカットフィルム

ブルーライトカットの液晶保護フィルムについては、別にレビューをしていますのでこちらを参考にしていただければと思います。

スマートフォンやPCのから発せられるブルーライトというものが目の疲れの原因になっていることは有名な話ですね。このフィルムを貼ることによってそのブルーライトを遮断して、目の疲れを軽減させるフィルムです

最近では100均でもその姿を見かけるようになりましたが、値段によってブルーライトのカット率が異なります。100均のものは20%・量販店で売られている1,000円前後のフィルムは30~40%のカット率です。

値段は張りますが、レビューをしたブルーライト保護フィルムに関しては脅威のカット率90%ということですので目の疲れや、眼精疲労に悩んでいる方は一度試してもらうといいかもしれません。

オススメのブルーライトカットフィルム

対衝撃フィルム

フィルム自体が衝撃を吸収し本体を衝撃から守ってくれます。厚みがあり、柔軟性があるシート状になっているものが多いです。高い衝撃保護性能と、高いスクラッチ防止性能を兼ね備えた製品になっています

ただし、表面は、ビニルのような素材のためか指がひっかるような触り心地でこの辺りは好みが分かれるところです。(自分は苦手でした)

有名なところでは『 Wrapsol 』(ラプソル)というアメリカで100万枚以上を売り上げたものがあります。

もともと、アメリカ軍のヘリコプターのプロペラの保護に使われるシートを採用した、iPhone用の耐衝撃フィルムの草分け的存在です。日本でも多くの販売実績がありyoutubeやお店の店頭などで動画を見たことがある人もいるのではないでしょうか。

下記に一番最新のiPhone6/Plusの耐衝撃テストの動画がありましたので貼っておきます。


落としても、絶対に割れないという保証は有りませんが耐衝撃性としては他のフィルムよりも1枚上手です。

Wrapsol ラプソルに関しては比較的高価ですが、色々なメーカーから安価なものもでています。

フィルム自体は高価な分類に入りますが、破損した際の修理代金を考えると実はそんなに高くはありません。また、画面だけではなく側面や背面も同じ素材で守れるようなセットも有りますので落下による破損が怖い人にはオススメです。

オススメの耐衝撃フィルム

ガラスフィルム

PET素材でなくガラスを使用したフィルムです。

ガラスフィルムの厚さは0.15~0.4mmのものが主流になっています。ただし、この厚さの表記はガラス自体の厚さであり液晶保護フィルムとしての厚さは、飛散防止層、粘着層などが加わるためプラス0.2mmほどとなる場合が多いです。

iPhoneだと5sでTouchID搭載されて以降は、本体との段差が少ない薄いものが好まれるようになりました。ただし、ガラスの強度自体は薄くなればなるほど脆くなるので選ぶ際はその辺りを注意しましょう。

多くのガラスフィルムにはソーダライムガラスが使用されています。一方でアルミノシリケートガラスを使用したフィルムも一部でてきました。(iPhoneや、多くのスマートフォン・ウルトラブックのディスプレイに使われているゴリラガラスはこちらの系統です。)

表面の硬度で言えばアルミノシリケートガラスが優秀なのですが、ソーダライムガラスと比べて高価です。

表面の硬度に関しては、9Hなどといったように、鉛筆硬度で示されることが多いです。これは、9Hの鉛筆をガラスに垂直に立てて引っ掻いても傷が付かないことを意味する単位です。ちなみに一般的なフィルムは3Hほど。

最近、硬度10Hを歌うフィルムもありますが鉛筆硬度は1H~9Hの間しかありません。不思議ですね。

また、表面の硬度に関しては他に2つの指標があります。

モース硬度

1つ目のモース硬度はスクラッチに関する硬度です。ガラスフィルムに関してはモース硬度5.5~6.5程で、ナイフで傷がつくかつかないかと言った硬さです。ちなみに、よく引き合いに出される鉛筆硬度の9Hは大体モース硬度換算で4ほどです。表記上9Hまでしかないのでこうなっています。

ビッカース硬度

また、もう一つの硬さの指標として、ビッカース硬度というものがあります。これは押し込みによる硬度の指標です。ソーダライムガラスは500~550ほどアルミノシリケートガラスは、600~650ほどとなっています。

ちなみに、サファイアガラスはビッカース硬度2300程で、腕時計なんかに使われています。

ガラスフィルムは、上記に出てきたフィルムと比べて、スクラッチに強く衝撃にも強いのですが衝撃を受けると割れることがあります。ただし、先にガラスフィルムが割れることにより本体のガラスへのダメージを最小限に抑えててくれます。

表面はガラスにコーティングをしているので、汚れや、指紋を弾くようになっています。ファンデーションなどの汚れも落としやすいので女性にはオススメです。また、一般的なフィルムと比べても指の滑りが滑らかです。また、最近ではガラスフィルムにもプライバシー保護機能、ブルーライトカット機能が付いたものがあります。

透過率に関しては、一般的な保護フィルムが85%程なのに比べ、92~95%のものが多く画面の色鮮やかさをそのままに楽しめます。

高い対衝撃性と、滑らかな手触り、画像の鮮明さが特徴のフィルムで、全体的なバランスとしては一番いいです

ノンメーカーのものから、メーカー品まであり価格も1,000~3,500円とピンきりです。表面のコーティングや使用しているガラスの厚さなどで値段が変わってきます。

購入の際は、メーカー品をオススメします。理由はサポート性・ハズレを引く可能性が低い・表面のコーティングの違いが手触り・防汚性に影響するからです。メーカーとしてはSGP・アピロスが自分も使用したこともありますがオススメです。

オススメのガラスフィルム

最近では、iPhone6/6Plus用の液晶のラウンド面まで覆うような形のガラスフィルムが出てきました。

またiPhone6になり画面の大型化に伴い、Androidのような戻るボタンの機能がついたガラスフィルムも販売されています。

プライバシー保護フィルム

表面に特殊な加工を施すことによって画面の見れる範囲を制限するフィルムです。左右からの視界をカット出来るので電車内などで他人の視線を気にせずに使えます。

特殊な加工を施すため画面の透過率に関しては通常のフィルムと比べても低くなります。また、画面に関しても特有のチラつきが見られる場合があります。

自分もこちらの記事でもわかるように試してみましたがいかんせん画面がちらちらしてしまってしっくり来ませんでした。ですので、周りの目線が気になってしょうがない人以外は余り買う意味はないと思います。

オススメの覗き見防止フィルム

まとめ

最近では複数の機能が組み合わさった保護フィルムが増えてきていますので、自分で必要とする機能をしっかりと把握してどれを購入するかの判断をしましょう。

個人的なオススメはガラスフィルムを購入して長く使うか、安めの保護フィルムを購入して定期的に張り替えるのどちらかがいいかと思います。

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てな感じで。

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参考サイト
http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/219/219912/
http://www.toishi.info/metal/hardness.html
http://www.osaka-glass.co.jp/materials/mtrl03/#aluminosilicate

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Tatsuya Yabe

常に何かを考えていないとバカになると思う、だから常に何かを考えてる。 日々の生活に常に思考を。ということで書いています。

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