検索ワードだけじゃない。秘密は「リマーケティング」からもバレる

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みなさんはスノーデン事件を知っていますか?このブログに辿り着く人は知っている人がほとんどだと思います。

ざっくし言うと。。

9.11以降「米国国家安全保障局(NSA)がインターネットのやりとりを監視・分析している、プライバシーなんてねぇよ、全部見られている」という内部告発(暴露)をスノーデンさんがして、大問題に!ロシアに逃げるスノーデン。アメリカの諜報活動に関する問題が世界に波紋をおこした。

という事件です。

詳しく知りたい人は、wikiのページでも見てください。

で、最近そのスノーデンさんがスノーデンの警告「Dropboxは捨てろ」「FacebookとGoogleには近づくな」という警告を出したようで話題になっていました。

この記事自体は「自分の情報をぶちまけたくなければ、こういうサービスを使わずに自分の身は自分で守れ」ということ。そんなこと出来るやつなんてごくごく1部の人だけでしょ。私見ですが、個人情報なんて大体ダダ漏れ。住所・年齢・名前・誕生日なんて漏れてて当たり前、漏れていいても使かわれるかまた別問題。ほとんどの場合分析して使うにはコストが高すぎるのでそこまで気にする必要がない。と個人レベルでは思っています。ただの一般市民だし。有名人だと別かもしれないけどね。(ビジネスレベルだと、直接利益に関わったりする部分も多いのでこの限りでないけど)

で、この記事を見ていてGoogleさんに追跡されているなぁ。恐っ。って思った体験&妄想でも書いてみようかなと。長いです。

「Google AdWords」と「リマーケティング」

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今回のお話に関係あるワードは「Google AdWords」と「リマーケティング」。

Google AdWords」は、Googleさんがやっている広告のサービス(広告主向け)です。ブログとかのメディアを運営していいる人にお馴染みの「Google AdSense」はメディア運営者向けのサービスで、「Google AdWords」に広告を出している人の広告が「Google AdSense」で提供されている感じです。「Google AdSense」は超巨大サイトから、小さなサイトまで使われているサービスですね。

で続いて「リマーケティング」という言葉。こっちは知らない人も多いかもしれません。Googleさんによると下記のような意味です。

リマーケティングとは
リマーケティングは、ウェブサイトにアクセスしたことのあるユーザーにアプローチできる機能です。以前にユーザーがサイトのどのセクションにアクセスしたかによって、そのユーザーに表示する広告を調整することも可能です。広告は、ユーザーが Google ディスプレイ ネットワークに参加している別のサイトにアクセスしたとき、または広告主様の商品に関連するキーワードを Google で検索すると表示されます。

AdWordsヘルプより

ざっくしいうと

1回でもサイトを見に来た人を追跡して広告を出します。1回でもサイトに来たってことは、そのサイトに興味があるってことでしょ?だったら広告の効果高いよね。

ってことです。

元々、Googleさんによる広告は「インタレストマッチ」・「コンテンツマッチ」っていうのが基本です。これはどうやって表示される広告が決まるかなんですが下記のようなイメージです。

  • インタレストマッチ
    見ている人の好み(閲覧履歴)にあった広告が出る。
  • ンテンツマッチ
    サイトの内容にあった広告がです。

リマーケティング」のに関してはこの、「インタレストマッチ」の部分でガンガン襲ってきます。。ということで体験談を。

リマーケティングの体験談

ちょっと前に無料で作成できる高性能アンケートのツールの比較をしてみるという記事を書いたのですが、エントリーを書くために何回もそのサイトを訪れました。

そして、自分のサイトをチェックのために閲覧してみると、ちょうどAdSenseの位置にそのサービスの広告が!また、このサイトのアクセスに関してはこちらにも書いていますが、ほぼスマホなのでiPhoneのChromeを使って毎回記事のチェックをしています。

そうすると、、、iPhoneのでもそのサービスの広告が!

こわっ!

ということです。

普段使っているブラウザは、「Chrome」でPCとスマホでもブックマークの動機などが便利なのでログインして使用しています。どうやら、Googleさんは両方の閲覧履歴をしっかりと把握しているようです。

広告の効果を最大限にするためにはこの手段は正しいと思いますが、ちょっと怖いですよね。

みなさんも

「この広告よく見るなぁ」

って経験ありませんか?心当たりある方が多いと思いますがこれはこういうカラクリになっています。

リマーケティングの怖い話

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じゃ、この「リマーケティング」を知らないとどういうことが起きるのか、ちょっと物語風に書きます。内容は妄想です。

▼登場人物
・A男30代IT企業に務めている
・B子 専業主婦

二人は結婚して5年目の夫婦だ。
最近、A男は仕事が忙しく家に帰るのが遅くなりがちでいつも24時を超えてしまう。B子は先に寝てしまっていることもしばしばだ。帰宅時間が遅いので、会社の人とご飯を食べて帰ってくることも多く、ここ最近は家でB子と一緒に夕食をとれていない。そのため、夫婦の会話もまばらな状態だ。

二人の間にはまだ、子供はいない。B子の趣味といえば家事の合間に、自宅にある夫婦共用のPCを使ってとりとめのない日常をブログに書いたり、youtubeを見て暇を潰したりといったところだ。B子はPCに詳しいわけでもなく結婚前は、事務の仕事をしていたので、ちょとばかりPCが使えるだけで、パソコンの設定関しては全てA男がやっている。

A男の職場までは、家から電車で30分ほどだ。通勤中はスマホを使って、ゲームをしたり、ニュースサイトを見たりしている。仕事柄、情報収集が欠かせないのだ。そんなA男には最近気になっていることがある。

それは、、、

最近、こういった探偵社や、弁護士事務所の広告バナーをよく目にするということだ。

普段情報収集に使っているサイトには不釣合なこのような広告バナーを目にすることに違和感を感じつつも、特には気にせずに忙しい日々を送っていた。

数日後、久々の休日。ちょうどB子はお友達と買い物に行くといことで、久々の1人での休日。仕事が忙しいということもあり、昼すぎまでベットでゴロゴロしていたA男。ゴロゴロするのも飽きてきたので、いつものように共用のPCでネットサーフィンをしてリラックスでもしようかと思いPCを立ち上げ色々なサイトをチェックしていたその時。

A男は気づいてしまったのです。

そう、あの見慣れたバナーが追跡してくる。


また、こいつがいる。。どうして。。

その時、A男は最近後輩のC太郎から聞いたあるワードを思い出したのです。

リマーケティング」

さっと血の気が引いたような気がしたA男。

これは完全に浮気を疑われている。弁護士事務所のバナーもよく見かけるから離婚も考えているのかもしれない。ちょうど今B子は友達と買い物と言いつつ、今この探偵会社に調査を依頼しに行っているのかもしれない。

「そうか、最近スマホでもよくこの広告を見るけどあれはB子が俺の浮気を疑ってこういうものを調べていたからなのか。。きちんと話し合う時間が必要だな。」

そう、B子は最近のA男の態度や、帰宅時間が遅いということでA男の浮気を疑っていたのである。その後の話し合いの後B子の勘違いはなくなり、2人の時間をより大切にするようになった二人は末永く幸せに暮らしたとさ。

お終い。

※この話はフィクションです。この物語は完全に自己満です。

実際に有り得る話なのが笑えないところですが。実際にケースとして下記のようなことが考えられますよね。

  • 会社で転職サイトを見ていると、もしかしたら上司に転職を考えることがバレるかも。
  • 彼女のPCを使っていたら、美容整形外科の広告に追跡された。彼女が整形しているかも。
  • 男性の悩みのサイトをPCで見ていてたら、スマホを貸した時に友達に悩みがバレるかも。

この辺りに関しては十分あり得ることですね。もはや、検索ワードだけを気にしていればOKというわけでもないのです。閲覧するサイトですらも気にしなくてはなりません。「リマーケティング」おそろしや。暮らしにくい世の中になってきましたね。

知っていて損はないことだと思いますので頭の片隅にでも置いておきましょう。

まとめ

簡単にまとめます。

  • 共用のPCを使っている人は要注意
  • 見られたくない時は必ずシークレットモード
  • ITリテラシーが高いパートナーには要注意

ってことですね。

ちなみに、わかりやすくGoogleだけの話にしましたが、リマーケティング自体は他の広告ネットワークでも使われていたりしますよ。

まぁ、悪いことしなきゃいいんですけどねー。

超長くなってしまいましたが

てな感じで。

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Tatsuya Yabe

常に何かを考えていないとバカになると思う、だから常に何かを考えてる。 日々の生活に常に思考を。ということで書いています。

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