「iBeacon」とういう近距離無線通信技術がいよいよ普及しだすのか。

2013-12-10

「iBeacon」ってみなさんご存じですか?
え、知らない??
そうしたら、「NFC」はどうでしょうか?
ん、こっちは聞いたことがある人が多いんじゃないでしょうか。
この2つは両方共、近距離でデータのやり取りができきる近距離無線通信技術の規格なんです。
で、今回はAP通信が、アメリカのアップルストアでこの「iBeacon」が実際にサービスインするという
記事をみたので
多分多くの人が知らない「iBeacon」についてちょろっと書いてみようかと思います。
実際にどんなことが出来るのか。
簡単に実際の使用シーンをイメージ出来るビデオがあるのでまずはこちらを見てみましょう。


そう、こんな感じで使います。
「iBeacon」は、Bluetoothを利用してデータのやり取りを行うので、
今や殆どのスマホに搭載されているBluetooth機能があればOKで、NFCと違って双方に専用のチップを必要としません。
この点は、NFCとくらべて大きなアドバンテージを得ています。
実際に、「iBeacon」を使用するのに必要なのは、「Beacon」という小さな端末です。
そんなに大きなものでもありませんし、ボタン電池で2年間ほど動くようです。
「Beacon」自体は、それぞれの端末を別のものと認識し、端末に合わせた情報を送信することが可能です。
例えば、お得意様には特別なクーポンをプレゼントする。
なんてこともできてしまいます。
さて、ビデオに戻ります。
ビデオ内のイメージだと、店内の色々な位置に「Beacon」を設置していますね。
「Beacon」がお使いのスマホと通信し、店内での位置を把握します。
その把握した位置に応じて、商品に関する情報や、評価、価格などがスマホに飛び込んできます。
未来のSHOPには店員が少なくても、ユーザーは色々な情報を得ることが出来るようになるでしょうね。
お得意様のあなたには、特別なクーポンが届きます。
そして、そのまま「iBeacon」をつかってお買い物。
といろいろと便利な買い物シーンが思い浮かびますね。
で、このツールのすごいところは、「Beacon」設置側にも、実際の行動についての
フィードバックをしてくれるというところです。
「Beacon」のNFCにはないメリットとしては、データの転送範囲が広いというところがあります。
NFCはせいぜい5cmぐらいまでの距離なのに比べ、10mぐらいまでの距離であれば問題ありません。
そう「Beacon」ならね。
上記の通信可能な範囲に加えて、複数台設置することによってそれぞれの接続の強度などを完治し
店舗内での正確な位置測定も可能
となっています。これにより正確なインドアマッピングも可能ですし
お客様がどう動いて、どう滞在するのか、導線はどうなのか。
といった色々な情報を得ることが出来るのです。
そして、個別の端末の識別が可能なので入店・退店の区別をすることも可能と。
お店側にとっても嬉しいツールになることまちがいなしですね。
この情報がユーザー側にも提供されることによって、Google Mapsでは室内のGPSデータが受け取れず
正確な地図がみれないようなシーンでも正確な地図を利用したりすることが出来るはずです。
といい事ずくめにみえますね。
で、最後に気になるのが費用ですね。
「Beacon」は3個で99ドルで、予約受付中みたいです。
http://estimote.com/#preorder
NFCチップが1つ、数十円で購入できるのに対して、かなり高価な印象を受けます。
でも、実際はそうではありません。
NFCと比べて、広範囲をカバーし更新などのランニングコストもほぼ0です。(機械の破損は知りませんが。)
ということで、
次世代の無線通信技術の規格はどうなっていくのか興味深いですよね。
「iBeacon」日本ではまだ、大きな話は聞かないですが、一度は体験してみたいですね。
てな感じで。

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Tatsuya Yabe

常に何かを考えていないとバカになると思う、だから常に何かを考えてる。 日々の生活に常に思考を。ということで書いています。

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