2021年9月19日更新
2021年9月24日に発売予定のiPad mini (台6世代 8.4インチ)、iPad (第9世代 2021モデル)について更新しています。
iPad(アイパッド)ですが、iPhoneとユースケースが異なるため購入の際にAppleCare+(アップルケアプラス)に入るかどうか別軸で考える必要があるかと思っています。
そもそも、iPhoneと違い毎日持ち歩いたりはしない方も多いと思いますので、AppleCare+(アップルケアプラス)は本当に必要なのか?は自身の使い方を考えた上で判断する必要があります。
ということで、AppleCare+(アップルケアプラス)を購入すべきか?必要な人はどんな人か?をiPhoneに続いていろいろなパターンで試算して考えてみます。
関連:iPhoneにAppleCare+(アップルケアプラス)は必要?
iPadでアップルケアプラスに入るべきか?
まずは、AppleCare+ for iPadについて確認していきますが、基本的にiPhoneやApple Watchも含め購入することで受けられるサービスに関してはほとんど変わりはありませんので、今回は簡単に触れる程度にします。
詳細に関して確認したい方はiPhoneにAppleCare+(アップルケアプラス)は必要?入るべき?をご確認いただければと思います。
AppleCare+(アップルケアプラス)とは
AppleCare+(アップルケアプラス)はApple製品の購入から30日以内であれば購入可能な、Apple公式の追加保証のサービスです。
通常の購入するとAppleの製品保証として
- 購入後1年間のハードウェア製品限定保証
- 90日間の無料サポート
がついてきます。
AppleCare+を購入すると追加で下記の保証を受けられることが可能です。
- 端末の保証期間が2年に延長
- 修理料金のディスカウント(期間内最大2回)
- 優先的なサポート
- 配送・持ち込み修理・エクスプレス交換サービス
こちらのサービスが追加で受けられる保証サービスとなっています。
iPadのAppleCare+(アップルケアプラス)で特徴的な点としては、本体の保証の他にApple Pencil(アップルペンシル)に関してもあわせて保証されるという点です。料金に関しては機種ごとに異なりますので下記にまとめてみました。
機種名 | 価格 |
iPad | 8,800円 |
iPad mini | 8,800円 |
iPad Air | 8,800円 |
iPad Pro | 16,280円 |
※2021年9月現在の価格(税込)です。
2020年より少し値上げがあったようで上記の価格となっています。iPad Pro以外が少し高くその他は全て同じ価格設定となっています。本体価格の差が多少ありますのでiPad Airが本体価格に対して一番安い形になるでしょうか。
続いて、追加保証の中からサービスを簡単に説明します。
Apple Care+加入時の修理料金
上にも書いていますが、Apple Care+に加入すると2年間の保証期間内であれば修理代金のディスカウントを受けられます。ディスカウントを受けられるのは最大2回となっています。
まずはApple Care+加入時のiPadとアップルペンシルの修理代金を見てみましょう。iPadであればどの端末も同じ料金となっています。
修理内容 | 金額 |
iPadの修理 | 4,400円 |
iPadのバッテリー交換※ | 0円 |
Apple Pencilの修理 | 3,700円 |
Smart Keyboard (全モデル)の修理 | 3,700円 |
※2021年9月現在の価格(税込)です。
※バッテリー交換に関しては、バッテリーの性能が80%未満になった場合のみ対象などの制限あり。
※スマートキーボードのがiPadのAppleCare+(アップルケアプラス)の対象に入りました。!
AppleCare+(アップルケアプラス)は本当に必要?
それでは、上記を踏まえて、iPadやApple Pencil、Smart Keyboardの修理代金を確認して、Apple Care+が必要なのか?不必要なのか?どんな場合は入ったほうが得ができて、どんな場合は損するのかを考えていきます。
iPadとApple PencilはiPhoneと違い修理に関しては、画面のみの修理のプランが存在しておらず次の2つしかありません。
- 保証対象外修理サービス
- バッテリーサービス
ということで、こちら2パターンを順に見ていきます。
保証対象外修理サービスの場合
保証対象外修理サービスに関しては、全損扱いで端末を交換のイメージとなります。つまり液晶画面が割れてしまいそれを修理するだけでも、保証対象外修理サービスに該当してしまうということです。
機種によって画面の修理の代金は異なりますので確認していきましょう。
機種名 | Appleケア+加入時 | 通常価格 |
iPad mini 2 | 4,400円 | 23,980円 |
iPad mini 4/5 | 4,400円 | 34,980円 |
iPad mini Wi-Fi (第 6世代) | 4,400円 | 41,480円 |
iPad mini Wi-Fi + Cellular (第 6世代) | 4,400円 | 47,980円 |
iPad (第 5/6/7 /8/9世代) | 4,400円 | 30,480円 |
iPad Air 2 | 4,400円 | 34,980円 |
iPad Pro 9.7 インチ、 | 4,400円 | 44,880円 |
iPad Air 4 | 4,400円 | 49,280円 |
iPad Pro 10.5 インチ | 4,400円 | 53,680円 |
iPad Pro 11 インチ(第1/ 2 世代) | 4,400円 | 59,180円 |
iPad Pro 11 インチ Wi-Fi (第 3世代) | 4,400円 | 60,280円 |
iPad Pro 11 インチ Wi-Fi + Cellular (第 3世代) | 4,400円 | 66,880円 |
iPad Pro 12.9 インチ(第1/ 2 世代) | 4,400円 | 72,380円 |
iPad Pro 12.9 インチ (第 3 /4世代) | 4,400円 | 69,800円 |
iPad Pro 12.9 インチ Wi-Fi (第 5世代) | 4,400円 | 85,580円 |
iPad Pro 12.9 インチ Wi-Fi + Cellular (第 5世代) | 4,400円 | 91,080円 |
Apple Pencil | 3,520円 | 8,690円 |
Apple Pencil (第 2 世代) | 3,700円 | 13,420円 |
Smart Keyboard (全モデル) | 3,700円 | 記載なし |
※2021年9月現在の価格(税込)です。
試算に関しては現行の機種のみ、金額が高いほうがベースとしますが、考え方は同じものが利用できます。
試算方法
「Appleケア+の代金」+「修理のサービス料金」と「通常の修理料金」を比較
基本的にはこの考え方で進めれば問題ないかとも思いますので試算していきます。料金がお得な方をピンクに変更していますのでご確認ください。
機種 | 通常 | 「Appleケア+料金」+「サービス料」 |
iPad mini (第6世代) | 47,980円 | 8,800円 + 4,400円 = 13,520円 |
iPad (第9世代) | 30,480円 | 8,800円 + 4,400円 = 13,520円 |
iPad Air 4 | 49,280円 | 8,800円+ 4,400円 = 13,520円 |
iPad Pro 11 インチ (第3世代) | 66,880円 | 16,280円 + 4,400円 = 20,680円 |
iPad Pro 12.9 インチ (第5世代) | 91,080円 | 16,280円 + 4,400円 = 20,680円 |
Apple Pencil | 8,690円 | 8,800円+ 3,700円 = 12,100円 |
Apple Pencil (第 2 世代) | 13,420円 | 16,280円 + 3,700円 = 19,980円 |
Smart Keyboard (全モデル) | 不明 | 3,700円 |
iPadに関しては、Apple Care+の料金が安く修理金額は高いため、、すべての機種で修理をする場合は、AppleCare+(アップルケアプラス)に入った方がかなり得になります。
一方で修理の対応がアップルペンシルのみの場合は、普通に修理するほうがお得です。Smart Keyboardは通常の修理の金額が未記載ですので不明です。おそらく買い直しの想定でしょう。
Apple Care+に加入する際はアップルペンシルに関してはあくまでもおまけで保証がついてくる程度で考えるのがいいのではないでしょうか。
バッテリーの交換のケース
続いてバッテリーの交換です。iPhoneと一緒でAppleケア+でのバッテリー交換の対象に関しては、iPadのみ、かつバッテリーの容量が本来の80%未満になった場合だけが適応となります。iPhone同様2年以内にバッテリーの品質が80%未満になるようなケースはほとんど考えられないのではないでしょうか?
また、Apple Pencilに関してはバッテリー交換はそもそもApple Care+の対象外です。
機種名 | Appleケア+加入時 | 通常価格 |
iPad全モデル | 0円 | 11,800円 |
Apple Pencil | 0円 | 3,520円 |
※2021年9月現在の価格(税込)です。
こちらもiPhone同様そもそもの2年以内に充電池の品質が80%未満になる確率が開示されていないため正確な試算は難しいですが、バッテリー交換自体金額はその他の修理サービスと比べやすいですし、Appleケア+での保証範囲が限定的ですので、バッテリー交換目的でAppleケア+に入る必要はほぼ必要ないと判断できるかと思います。
まとめ
さて、iPadのAppleCare+(アップルケアプラス)についても最後のまとめておきます。iPadでApple Care+に入るべきなのはこんな人です。
AppleCare+(アップルケアプラス)に入る必要があるのはこんな人
- 2年間で1回以上修理をする可能性が高い人
- Appleの充実したサポートを受けたい人
基本的にiPadを普段どのように利用するかをしっかりと自身で把握する必要があるかと思います。iPad miniは別ですが、iPadはiPhoneのように常に肌身離さず持ち歩くような端末ではないと認識しています。
家でくつろぐ際に利用したり、ビジネスの際に鞄にしまって使うときだけ取り出して利用する。つまり、落下による破損などは、iPhoneに比べてかなり発生しにくいのではないでしょうか?
ただ、iPadの修理代金は画面の損傷のみの修理サービスがありませんので、かなり高い金額が高いですので2年間でiPadを1度でも修理するかも。という人はAppleケア+に入っても良いかもしれません。
ただ、Appleケア+自体は安い買い物ではありませんので、こちらの費用をケースや保護フィルムに当ててきれいに長くiPadを利用できるようにする方が、有意義なお金の使い方になるかもしれません。
私は、iPhoneはiPhone3Gから、iPadは初代から継続して利用していますが今まで1度も破損はないですのでAppleCare+(アップルケアプラス)に入る必要はないなぁと感じてはいます。
そのあたりは保証に対する考え方次第ですので、いろいろとしていただき最終的な判断は自分でして貰えれば。
皆様の参考になれば幸いです。
てな感じで。
AppleCare+だとiPadのみの保証となりますが、最近は複数のモバイル機器の故障時に利用できる保険なども出ていますので、この辺りとも比較検討してみるのは良いのではないでしょうか?
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