THE WARMTHCRAFTS MANUFACTURE (ウォームスクラフツマニファクチュア)の長財布のレビュー

2017-05-23

革小物にハマりだしている今日この頃ですが、新しい革財布を新調しましたのでレビューしていきます。

どうせなら自分が持っていない革で作られた財布が欲しいということで、今回は革のダイヤモンドと言われているコードバンの革財布を購入しました。

コードバンの表面は硬いのですがキズが目立ったり、水に弱いらしいです。ただ、エイジングをして行くと銀食器のような光沢が出るそうでその辺りを楽しみにしてます。

ジウォームスクラフツマニュファクチュアの純札入れ長財布のレビュー

ちょうど去年の誕生日のプレゼントとしてワイルドスワンズのコンパクト財布Palmをプレゼントして貰いましたので今回は母艦となる長財布を買いました。

WILDSWANSのパームのレビューは下記から確認できます。

パートナーからの誕生日プレゼントでリクエストしていたお財布がようやく届きました!7月頭にに注文してもらって届いたのが9月と2ヶ月ほども待ちましたがようやく手元に届きました!

今回購入した長財布には、基本的に小銭を入れることはないので純札入れを購入しました。

 The warmthcrafts manufactureってどんなブランド?

なんて読むかというとThe warmthcrafts manufacture(ジ ウォームスクラフツ マニュファクチャー)と読むのですがあまりメジャーなブランドではありせんよね?

ただこちらのメーカーさんは世界でも数少ないコードバンのタンナーである【新喜皮革】さんが自らやっているブランドです。

ちなみに日本でコードバンのなめしをやっているタンナーさんはここだけで、世界的にみてもコードバンといえば、アメリカのホーウィン社か新喜皮革かというぐらい有名なところです。

タンナーさんが直接やっているということで値段以上に質の良い革が使われているのでは?と考えて買ってみました。

コードバンのエイジング

ホーウィン社のコードバンと、日本の新喜皮革のコードバンはエイジングの様子もかなり違うようです。

ホーウィン社のコードバンはエイジングが進むと色が濃くなり、ツヤが出てくると言われてるみたいです。

新喜皮革のコードバンは水染、アリニン染ということで使い込んで行くと徐々に色が抜けていって、艶やかで透明感あるなんともいえない表情に経年変化していくみたいです。

ちなみに購入の決め手はインスタで下記のエイジングサンプルを見たからです。

なんとも言えない透明感で美しいエイジングをしていると思いませんか?こんなエイジングをする保証はありませんが期待を込めてお手入れします。

では機能的な部分も含めて見ていきましょう。

コードバンの長財布の実物レビュー

外観はこんな感じです。外側がコードバンになっていて、ロウが塗り込んであるロウ引きコードバンになります。

まだ使い込んでないので革の表面に「ブルーム」と言われる、ロウが浮き出ている状態が見受けられますが徐々に馴染んでいくようです。(2〜3週ほど使っているので大分落ちてきましたが、まだうっすらと残っています。)

ブライドルレザーなどを使っている人はわかるかもしれませんが、こちらはコードバンで同じ様な手法を使ったもので結構珍しいです。カラー他にナチュラル、ブラウン、ブラック、パープルがありましたが今回はネイビーにしました。

この色合いはメーカーさんのオリジナルカラーのようでが現時点でも綺麗な色をしてますよね。

内側はコードバンではなくホースハイドレザーとなっています。カラーとしてはレッドになりますので外側のネイビーとのコントラストが素敵です。ホースハイドはいわゆる馬革で牛革にはない独特な雰囲気があります。他のところにもコードバンを使ったお財布は多くありますが、内装が牛革でなく馬革なのはあまりなさそうです。

コードバンを作っている新喜皮革さんならではの馬財布になっていそうです。

機能的な部分でいうと、カード入れは10枚分、大きな札入れ、小さな札入れがあるだけのシンプルな作りです。同じ形で小銭入れが付いているタイプもありました。カードの枚数が少し心許ないですがそのぶん全体的に薄めの作りです。

内装もこんな感じでオールレザーなので耐久性は高そうです。こちらがメインの札入れになっています。

こちらはマチ無しなので、薄いレシート等を入れる感じでしょうか。ちょっと容量的には心もとない気もしますが、そのあたりは薄さとのトレードオフですから仕方ないですね。

最後に

全体的に革の質感や、縫製などはとてもしっかりしておりかなり良いレベルの仕事をしていると思います。

ただコバの処理が少し甘いかなあといった感じです。コバの部分が均一な仕上げに微妙になっていない部分が見えたりします(写真参考)。こちらの革財布はは5万円以上するので少し残念な気もしましたが、全体的な雰囲気を含め凄く気に入っているので満足してます。

今後のエイジングに関しては別のエントリーで可能な限り更新していく予定です。どの様な変化をしていくのか楽しみに大事に使っていければと思っています。実物を見たい方は阪急メンズ館とかに行くと出店がありますので足を運んで見てください。

てな感じで。

この財布のエイジングに関しては下記のエントリーにまとめています
革財布・革製品のエイジング(経年変化)を記録していこうと思う

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Tatsuya Yabe

常に何かを考えていないとバカになると思う、だから常に何かを考えてる。 日々の生活に常に思考を。ということで書いています。

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