革の財布を使っていると、縁の部分がひび割れてきて剥がれてしまったりすることがないでしょうか?そんな時に役に立つのがコバコートです。
皆さんはこのコバコートってどういうものか知っていますか?
私はレザークラフトをするようになって初めて知りました。革財布などを作る際に、革との縁の部分を綺麗に処理して丈夫にする物なんです。あまりメジャーじゃないと思いますので知っている人はほとんどいないと思います。
今回は5〜6年前に買ったおサイフのコバ(フチ)の部分が折り曲げでボロボロになり加工部分が剥がれて来てしまいみすぼらしくなってきたので、コバコートを利用してお財布のフチの修理をしてみましたので、修理方法などを紹介していきます。
こちらが、お財布のフチをキレイに直してくれる「コバコート」です。見た目は完全にスティック糊のようですが何かをくっつけたりするのに使うものではありません。
コバコートでお財布の縁の修理しよう
多くの革製品では写真のような形でコバ(淵の部分)が加工してあります。
写真を見てもらうとわかると思いますが、よくおりまげる部分は長く使っていると写真のように加工が剥がれてボロボロになってしまうことも多いです。
そうそうこんな感じです。こうなってしまうと見栄えも悪いですし、革が貼り合わせてある部分ですので剥がれてくると耐久性にも問題がでてきます。
このようなボロボロになってしまった淵の部分の修理をする際に利用するのが「コバコート」です。
コバコートの使い方
実際に修理をしましたので、やり方を順を追って見ていきましょう。コバコートですが、蓋を開けてみると完全に糊です。入れ物は本当にノリの入れ物を使っているみたいです。
空気に触れると固まるようですので、中蓋に小さく穴を開けて使う感じです。
利用する度にスポンジ部分を洗う必要があるみたいだったので、今回は少量を紙に少し出して綿棒で塗る形にしてみました。
綿棒で修復したいコバ部分をにコバコートを塗っていきます。少し厚めに乗せるような感じで塗るのが良さそうです。塗り終わったのがこちらです。新品のように綺麗になりましたね。
反対側もこんな感じで修理してみました。少し凹凸がありますが、重ねて2〜3回塗るなど工夫して違和感がないような形で仕上げていきましょう。
塗った後は半日ぐらいそのまま乾燥させればお財布のフチの修理は完了です。
まとめ
コバコートを使えば簡単にお財布などのコバ部分を新品同様に修復できるのがわかりました。コバ部分が綺麗になるとだいぶ印象も変わりますね。皆さんも是非試してみてくださいね。コバコートは何色かあるので使いたいカラーに合わせて購入するようにしましょう。
てな感じで
お財布を大事に使うためには日頃のケアも必要です。私は通常のケアは乾拭きと年に一度ぐらい「ラナパー」を使っています。塗るだけで簡単にお財布のメンテンナンスができるスグレモノです。
革財布・革製品のエイジング(経年変化)を記録していこうと思う
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