久々に思考の整理ネタです。
ちょうど米国のラスベガスで行われている「CES」というエレクトロニクスの見本市が行なわれているのだけど、そこでログバー(Logbar Inc.)からかなり興味をそそられる物が発表されていました。それを見て思ったことをまとめていく感じです。
このログバーは数年前に「Ring」という当時はかなり革新的な指輪側のデバイスを発表した会社です。
そのログバーが今回は「ili」という話した言葉を一瞬で音声翻訳してくれるウェアラブル端末を発表しました。
テクノロジーの進化が世界を日本語吹替版にする
どのような端末かは公式のPVがあるのでそちらで確認できる。
やっていることがゲスいのでこのPV自体は賛否両論あるみたいだが、純粋にこのレベルでさくさくしかも高精度で翻訳ができるなら凄いことだ。
主だった特徴をまとめてみると下記のような感じだろうか。
・今対応している言語は日本語・中国語・英語
・ネット接続無しで利用可能
・クリアで聴きやすい音声
特にインターネットに接続せずに利用できる点は、場所に制限なく利用できるということなので凄いことだと思っている。
言語の翻訳に目を向けてみると既に様々な分野でこういったサービスが始まっている。
例えばマイクロソフトのSkypeでの同時通訳機能が提供されているのを知っている人も多いのではないでしょうか。
下記の動画は2014年5月頃に取られた同時通訳デモの動画だ。若干のタイムラグはあるものの英語とドイツ語でスムーズにやり取りが行なわれている。
また、グーグル翻訳のアプリでは言語さえダウンロードが済んでいればオフラインでも会話を自動的に翻訳してくれたり、画像に含まれる文字を認識してその部分を翻訳する機能がすでに実装されている。
このように音声・画像ともに言語間の障壁をなくす「翻訳」に関するテクノロジーは日々進化している。
テクノロジーが違う言語という意識を消す日も近いのでは?
これらの翻訳に関する技術が進んでいくとどうなるかを想像してみるとしよう。
音声・会話の分野
ほとんど翻訳までのラグがなくリアルタイムで翻訳された音声が聞こえてくる。
まるで、吹き替え版の映画でも見ているかのような世界。どんな人が話をしていても音声は日本語で聞こえてくる、しかも相手の声の質に合わせて近い音声で。
画像・映像の分野
目に映る文字全てがリアルタイムでに日本語に変換されたものになり、看板やメニュー等といったものが全て日本語でみえてくる。
2つが合わさると、、、
この2つの分野の技術が進化していくと世界は
まるで、「日本語吹き替え版の映画のような世界」になるかもしれない。
あらゆる人が日本語を話し、全ての文字は日本語に理解が可能になる。
ドラえもんで言うとちょうど「翻訳こんにゃく」が実現するようなもんだ。
これが、どんなデバイスで実現されるかはわからないけど「日本語吹き替え版」社会がすぐ近くに来ているような気がする。
そうなってくると「言葉」というのはすべてが自分たちが利用している「言葉」になるのでもはや「外国語」とか「他言語」とかを意識することもなくなるかもしれない。
既に言語は勉強するものではないのか?
勉強してその言語を学ぶよりも、テクノロジーの進化を待ったほうが早いのかもしれない。
自分がそう思いだしたのは数年前だ。
「きっとあと十年もすれば、Googleあたりが「翻訳こんにゃく」的なものを発明するだろう」と。
それから数年が経ったが、テクノロジーの進化のスピードはもはや自分なんかの想像を超えたスピードで行なわれているんだなぁと革新的なニュースを見るたびに思う。
国とか言語とかって言う障壁がどんどんなくなり世界はより平らになっていくのではないだろうか。
まとめ
「人間が想像できることは、人間が必ず実現できる」
とフランスの小説家のジュール・ヴェルヌの名言があります。
バック・トゥ・ザ・フューチャー公開から2015年はちょうど30年目ということだったけど、その頃の人たちが想像していた未来より現実はもっと進んでいる部分も多いと思う。スマホとかその時は誰も想像してないだろうしね。
上に書いたことは近い将来にはきっと当たり前になっている気がする。というか今はとても想像することができないようなもっと凄い世の中になっているのだろう。
きっと人工知能の進化が更にテクノロジーの進化のスピードを上げるだろうしね。
以上がここ数日で思ったことです。
まぁ、将来人間は喋らずみんなテレパシーで会話してるかもしれないけどね。それば誰にもわかりません。
あんまり纏まってないですが言いたいことは
「想像よりも凄い未来が僕達を待っている」
ってことかな(笑)(どこかで聞いたフレーズですが)
てな感じで