大手キャリアの中で唯一ネットワークの貸出を行っていないSoftBankですがとうとうネットワークの貸出を始めるようです。
まだ、開始時期が発表されたわけではなくMVNO事業者として老舗である「日本通信」が交渉を始めたというニュースが出ただけなのですが、これが実現すれば日本通信が運営する「b-mobile」にソフトバンクのネットワークのプランが登場し、2016年には大手3大キャリアのMVNOが誕生することになりそうです。
SoftBankはY!mobileの運営もしていて、どちらかと言うとこのY!mobileをMVNO的な位置付にしているのではないかと思っていましたがどうやら違うようです。
いちユーザーとしては競争によるサービスの向上が行われると思いますので嬉しい限りです。
日本通信がソフトバンクのMVNOとして格安スマホ・格安SIMのサービスを始める模様です。
上にも書いていますが、細かいことは何も発表されていません。
ただ、現時点でわかっていることはNTTdocomoが公表している回線貸出の料金と比べ、au・SoftBankの回線貸出料金は高くなっているそうです。この辺りはインフラ系の設備貸出なのでやはり元国営企業強し。といったところですかね。
au系のMVNOが出た時と同じですが、通信の料金に関しては他のサービスとある程度合わせてくると思います。なので、料金に関してはそこまで大きなインパクトはないかもしれません。
ただ、ユーザーが自由に選択できる選択肢が増えるというところではメリットは大きいと思います。
SoftBankのMVNOが登場すると何が変わるの
考えられる影響は、現在docomoやauと較べて低い中古携帯市場でのSoftBank端末の価値が上がるのではないかという点です。
勘違いしている方も多いのですが、格安スマホ・格安SIMを使う際にSIMフリーの端末が必ず必要かと言われると実はそうではありません。実際はMVNO事業者が借りているネットワークと同じキャリアの端末であればそのまま使えます。
docomoのネットワークを借りていたらdocomoの端末が使えるし、auのネットワークを借りていたら、auの端末がそのまま使えます。
そんな感じで、いままでほとんど使い道が無くて比較的価値が低かったソフトバンクのスマホも、格安スマホや、格安SIMでそのまま使えるようになるということでおそらく買取価格と販売価格が上がってくるのかなと思います。
もっとこの辺を知りたいって人は別でやっている格安スマホのサイトへどうぞ。
まとめ
詳細に関しては発表されてからになりますが、今まであまり使い道が無かったSoftBankのスマホも格安スマホ・格安SIMで使えるようになるなどメリットもありそうです。うちにある古いiPhoneも活用できそうだ。
ただ、SoftBank自体の回線環境などはネット上の口コミ等を聞いているとそんなによくないようですので、MVNOの勢力図が大きく変わるってことはないのかなと思っています。
もし、試してみたいと思っている方はSoftBankの中古スマホの値段が上る前に使う端末を買っておくのもひとつの手かもしれませんね。
てな感じで。
日本通信の「b-mobile」についてはより詳しく知りたい方は下記の公式サイトをご覧ください。
▼「b-mobile」公式サイト
http://www.bmobile.ne.jp/okawari/index.html
Source:日本通信ニュースリリース