どうやらドコモはiPhone6/6 PlusにNFCが搭載されても日本独自の「おサイフケータイ」が使えないのを結構前から知っていたようだ。そして、なんとかして「おサイフケータイ」をiPhone6でつかえるように!ということでPanasonicと裏でこそこそやっていたようだ。
iPhone6がおサイフケータイになる日が来たようだ
本日、docomoから報道向けの発表があり、どうやら「Bluetooth」接続で使える薄型の「おサイフケータイ」端末をケースと共に発売するようだ。まずはプレスリリースを見てみよう。まるまる引用する。
株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、iPhoneに装着することで「おサイフケータイR」の各種サービスが利用できるデバイス「おサイフケータイ ジャケット01」を開発いたしました。
「おサイフケータイ ジャケット01」はモバイルFeliCa ICチップを搭載しており、対応アプリ「おサイフリンクTM」をインストールした端末とBluetoothRで接続することで、当社が推進する電子マネー「iDTM」をはじめとする電子マネーや、各種ポイントサービス、飛行機の搭乗券など、複数の「おサイフケータイ」対応サービスを登録、利用できるデバイスです。
対応ケースを利用して、iPhoneに装着することが可能です。
独立したデバイスの為、機種を変更した場合も対応ケースを替えることで、データ移行手続きを することなく「おサイフケータイ」を継続利用できます。連続動作時間は約2.5か月注意1 と長持ち、電池残量もLED表示で分かるので安心してご利用いただけます。
今後もドコモは、10周年を迎えた「おサイフケータイ」をより便利にご利用いただける環境づくりに努めてまいります。
なお、「おサイフケータイ ジャケット01」は、2014年10月7日(火曜)から開催される「CEATEC JAPAN 2014」のドコモブースにて展示予定です。参照元:NTTドコモ 報道発表資料
https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2014/10/03_00.html
ということだ。iPhone6用のケース+FeliCa対応の「おサイフケータイ」端末=「おサイフケータイ ジャケット01」ということらしい。Bluetoothを使ってiPhone6にインストールした「おサイフリンクTM」というアプリと連携させることによってiPhone6をおサイフケータイに変えてしまうというものらしい。電池に関してもかなり長く持つようで、いままでおサイフケータイがないからiPhoneにしない。と言った層を取り込む動きのように見られる。
「おサイフケータイ ジャケット01」ってどうなんだろう
まずは対応しているサービスから見てみよう。多くの人にとっては交通系のICカードが身近な存在だとは思うが、成功するかどうかは対応しているサービスがどれだけあるのかも関わってくると思う。ちなみに、下記の表が今後の対応予定のサービスらしいラインナップをみていると、IDや、Edyといったものありいままでおサイフケータイを使っていたそうには便利そうだ。というか、モバイルSuicaの文字が見えないのだがまさか対応しないわけないよね。きっと「おサイフケータイ」に含まれているのだろう。
続いて、「おサイフケータイ ジャケット01」のスペックを見てみよう。個人的に気になる部分を上げるとすると次の2点
- 重さ 22g
- 厚さ 4.2mm
まず重さだが、iPhone6自体の重さは129gとなっている点に注目。iPhone6の売りの一つである軽さが失われるのは間違いなさそうだ。電池を組み込んだ端末になるだろうからしょうがないとは思うが。
次に薄さだ。これが致命的な用に思える。iPhone6自体の厚みは6.9mmとなっている。つまりこれをつけるとiPhone6の厚さは1cmを超えてくる。裸のままの1.5倍程の厚さになる。iPhone6の売りはその薄さと軽さにある。そこを綺麗に潰すほどの価値があるのかは疑問がある。
もう1点、懸念点がある。それは、公表されてない価格だ。なんとなく、見ている限り5,000円~8,000円前後の販売価格になると思われる。この部分も含め「おサイフケータイ」に大きなアドバンテージを感じていない自分にとっては全く魅力的には見えない。(他のキャリアでも使えるのかもふめいか。)
ただ、自分にはそれだけじゃなくて、Appleペイの日本での行く末まで不安になった。(ここからは妄想爆発です。)
Appleペイは日本では日本では絶望的かもしれないと思った理由
「おサイフケータイ ジャケット01」という名前を見る限りこのまま、シリーズ化されていくことが予想できる。つまり、おサイフケータイは永遠にiPhoneには対応しない。と言っているようにも思える。そしてなんとなく、この対応はdocomoがおサイフケータイの利権を守るためにAppleペイに反発している動きにも見える。決済に関してはかなり大きな市場なので各社が囲い込みに来ることは間違いないと思うのだが、docomoが日本でのAppleペイに反対してそれならばiPhoneの販売しないとか、Appleペイを導入したら「おサイフケータイ」の契約切ります。とか言い出して妨害してきそうな気がした。まぁ、iPhoneに頼っている部分もあるのでそんなことしないとは思うけど。
とか、この発表が流れてきた時に思ってしまった
まぁ、今回は妄想多めですが、何かとご勘弁ください
てな感じで。
※筆者の勝手な邪推を元に書かれています。
☆おまけ☆
個人的には、こんな無機質でださいケースを使うなら、下記のような手帳型のケースを購入してよく使うカードなどを合わせて持つだろう。もはやスマホもファッションアイテムの一つあまりしょぼいものは使いたくないよね。
こういう本革のものにも惹かれる。
参照元:NTTドコモ 報道発表資料
https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2014/10/03_00.html