当サイトに「革 手帳型スマホケース 作り方 レザークラフト」などの検索でたどり着く方が多いようですので、私が今まで作成した手縫いの革の手帳型スマホケースに関して複数の記事をまとめました。
素人の趣味レベルの作品たちですが、自分で使うには十分実用の範囲のかと思います。こちらのエントリーを見て頂きご自身の作成の参考になれば幸いです。
革の手帳型スマホケースの作り方まとめ
今の所全部で7作品革のスマホケースを作成しています。 こちらの生地自体がかなり長いですが、写真などを多く載せて飽きないように工夫しつつまとめています。上記の目次などを利用しながら御覧ください。
市販されているケースは合成革製だったり、合成繊維製だったりして数ヶ月も使えば大体ボロボロでみすぼらしくなってしまうことも多いです。
ボロボロになる理由はとても単純でスマホは財布や名刺入れなどと違い手にする機会が段違いに多いです。だから段違いにケースも傷みやすいんです。そのため、こういうものこそ丈夫で長く使える革製品にするのがスマートです。
是非レザークラフトで自分オリジナルのスマホケースを作っていただきたいです。
手帳型スマホケースの作り方 1作目
ブログを書く以外にあまりにも趣味がないので革小物でも作るかということで、レザークラフト用に色々と道具を揃えたりして始めた革小物作りですが、初めて結構早い段階で作りたいものも1巡してしまい気が向いたらなんか作るぐらいになってしまってました。
そんな中丁度、新しく中古のスマホを購入しましたので、レザークラフトで手帳型のスマホのケースを作ってみました。
はじめて手元にあった同じような作りの手帳型のスマホケースを参考しながら作ってみたのですが、自分で使う分には十分なスマホケースができましたので作り方などを紹介します。
1.スマホケースを入手
まずは革だけでスマホを固定するのはなかなか難しいため、スマホを格納する部分は市販のケースを用意して使います。100均のケースでも何で接着剤でくっつけばOKでので市販のハードケースを探しましょう。
最新のiPhoneやギャラクシーなどのスマホケースはAmazonが比較的安く、古い機種に関しては楽天で探すのがベターです。
2.ケースの大きさ+5mmぐらい×2 + マチ のサイズに革を切る
続いて、革の裁断になります。ちなみに今回手に入れた中古スマホはiPhone5とほぼ同じサイズだったので、手元にあったiPhone用の手帳型ケースをそのまま革にトレースして裁断しました。
カードポケットを作りましたので、カードの厚みの分だけマチ余分にとって作成するのがポイントです。最初から小さくしてしまうと、リカバリーがききませんが大きめならあとで調整が可能ですので気持ち大きめに裁断するのをオススメします。
ちなみにiPhone6用の手帳型ケースの型紙を作ってみました。公開しますので興味がある方はダウンロードをこちらからしてみてください。
PDFを開いてもらうと、上の画像のようなざ型紙が確認できます。作るのが大変なのでカードポケットは簡易版としました。
型紙の作成時にソフトで実際の大きさを指定していますので基本的に100%で印刷して貰えばきちんとしたサイズで出力されるはずです。(上手く行かなくても保証しませんので悪しからず。)
3.カードホルダーを作る、縫う(欲しければ作る)
続いてカードホルダーです。自作ならではですが、好きな枚数のカードをが入るように作ることが可能です。ただし、カードポケットを作るのは少し難しいので工夫が必要です。最初はあまり無理せず、1枚だけ収納可能なカードポケットを作るのが簡単でオススメです。
もし2枚以上カードを収納したいのであれば下記のような形で革を裁断して、少し漉いて革の厚さを抑えながら作るのが良いです。
作成時のポイントとしては、画像でいうと「青」と「赤」の革のパーツの下の部分を縫ってカードが下に落ちないようにすることです。第1作目では見事にサイズ感に失敗しますが、自分しか使わないのでまぁいいかなと思っています。
それぞれがバラバラな状態で本体のパーツと縫い合わせるのは大変ですので、まずは右面のみ菱目打ちで縫い穴をあけて縫い付け事前に1つのパーツにしておきます。本体部分と縫い付ける際はズレないようにまず、両面テープや接着剤で革と革をくっつけた上で菱目打ちで穴を開けます。縫い穴が空いたら手縫いします。
4.接着剤で革とケースを貼りつけ、カメラの穴とか開ける
ケースを革と貼り付ける際にも接着剤を使っていきます。補助として強力な両面テープも併用しました。
接着剤を紹介しておくとレザークラフトでは定番と言われる「Gクリヤー」を使いました。
通常は革にケースエオ貼り付ける前に、事前にカメラの穴などを開けておく必要があります。
1作目では面倒だったのでケースを貼りつけてから穴を開けました。多少ケースごと削ったりしてしまいましたが細かく気にしない方はそちらのほうが楽です。
5.留め具をつける(欲しければ作る)
手帳のケースの留め具ですが、これはあってもいいしなくてもいいと思います。個人的にはあったほうがデザイン的なアクセントもつくので余っていた他の色の革を利用して作っています。
こちらは、バネホックで止める形にしてみました。
1作目まとめ
少し使った後の写真ですが、このような形で市販されているような革の手帳型スマホケースが出来上がます。処女作にしてはうまくできたのかなと思っています。
手帳型スマホケースの作り方 2作目
1作目にとほぼほぼ同じタイミング、同じ革で作成したのがこちらの2作目です。1作目と違いかなり大きな「Xperia Z ultla」というファブレット用のものです。留め具のボタンが外に見えないようにしてみました。
こちらはカードが系4枚入る形で作成しています。大きな端末ですので、手帳型のスマホケースにお財布的な役割も持たせるようなコンセプトで作成しています。
また、ケースを半分だけ貼り付けスタンドとして使えるようにしてみました。
2作目まとめ
iPhone以外の機種は、あまりオシャレなケースが無かったりするのでなければ自分で作ろう。といういい例の作品です。
見直すと縫い目がガタガタで恥ずかしいところです。
栃木レザーの手帳型スマホケースの作り方 3作目
3作目からは少し本格的に作るようになってきました。また、工程の写真もある程度しっかり撮ってます。1作目・2作目を実家に帰ったタイミングで親に見せたところ手帳型のスマホケースの作成を依頼され作ったのが3作目(右側)です。
完成度はそこそこかなと。スマホケース自体の作成は初心者でも作れるぐらいの難易度といったところです。左側は次に出てくる4作目です。では、作り方を順をおってみていきます。作り方はどんなスマホでも大きく変わりませんので参考にしてください。
1.元になるスマホケースをゲットしよう。
最初にスマホのケースをamazonや楽天で手に入れましょう。もちろんiPhoneとかを使っている方は100均でも売ってますし家電量販店などで買ってもいいです。
機種が少し古いものになると店頭からも姿を消すことが多いのでそういう時は通販でポチっとしてしまうのが楽ですよ。
参考に載せておきますが、現在販売している機種のもの以外は楽天やAmazonを見てみるのが簡単です。
基本的にケース自体は革に接着剤で貼りつけてしまうので、送料込みで出来るだけ安い物を選べばOKです。
ただ、素材はソフトなタイプよりもハードなタイプのほうが接着剤との相性が良さそうなのでそこら辺はお好みで。
2.型紙の作成と革の購入
続いて購入したスマホケースを元に型紙の作成をしていきます。今回は手元に「スマホ本体」がなかったのでケースを元に型紙を作りました。少し余裕持って作るのがいいのでケースより上下5mmほど余白をとって作成しました。型紙ができたら、実際にケースを型紙に貼りつけて折りたたんでサイズの確認をみます。
ポケットの部分ですが、型紙から切り出して本体側とピッタリ合わすテクニックがないので少し大きめにサイズを取って貼りあわせてから裁断する方法にしました。今回ベルトは部分は色を変えてアクセントにしたかったので別パーツとしました。
革の色は赤色をリクエストされましたので「赤い革」+「内ポケット&ベルト用のナチュラル革」とデザインやカラーの組み合わせを考えてチョイスしました。オリジナルで作成する楽しみの一つですね。
作成時にたまたま浅草橋に行く用事があったので、お店で栃木レザーの赤色の革(2.5mm)と栃木レザーのナチュラル革(1.6mm)を購入しましたが、用事がなければ下記の厚さ2mm革とポケット+ベルト用に厚さ1mmの革を楽天で買うつもりでした。
スマホケースを作成する際には、芯材を入れずに作るため大体2mm前後の厚さの革を選ぶのが良さそうです。また、大抵のサイズのスマホケースなら15×30cmの革を買えば問題ないと思いますが、型紙を作った時点でどのくらいの革が必要なのかチェックをしましょう。
3.型紙を元に革を切る
型紙を革に置き、革にケガいて印を付けて裁断します。ポケットの部分ですが予告通り大きめに切りました。また内側の部分をカーブにしてみました。
革を切って床面をトコノールで綺麗にした後の図です。ちなみにケースを貼り付ける面に関しては接着剤でケースを貼り付けるため処理しないようにします。
続いて、ポケットを縫い付けたあとに下に隠れるバネホックの凸のパーツを取り付けます。位置はおこのみですが今回はオーソドックスな真ん中にしました。
その後は縁から3mmのところに印を付けて菱目打ちで穴を開けていきます。本当は下記のようなスティッチンググルーバーとか、ネジ捻を使って穴を開ける線を引いいていくのですが
いいお値段がするため「100均で買ったコンパス」で代用しました。
こんな感じでコンパスで3mmを図って固定します。慣れれば割と綺麗に使えたりします。
画像は同時に作ったもう一つのケースですがこのように線を引いていきます。縁にしっかりと沿って動かすのがコツです。
その線の上を菱目打ちを駆使して縫い穴を開けていきます。
4.ポケットの部分の貼りあわせと裁断
一通り縫い穴が空いたら次は内側のポケットの部分を貼りあわせていきます。
縫い合わせる縫い目付近に接着剤を縫って貼り付けていきます。接着剤を付ける部分はヤスリなどで表面を荒らしておくとくっつきが良いです。前述のとおり大きめにサイズをとっているのでこの後で余分なパーツを切り取ります。少し素材にムダが出ますが端がピタッと整うので気持ち良いです。
今回はゲットしたばかりの「オルファ 別たち」を利用してこんな感じで裁断していきました。
裁断後はポケット部分を、菱目打ちで縫い穴を開けていきます。貼りつけてから2枚合わせて菱目打ちで穴を開けてもいいのですがまっすぐ穴が開けられないことがあるので今回は手間ですが、2回に分けました。(修行不足ですね。)
5.縫い合わせ・ベルトの装着
縫い穴の準備が整ったので次は縫い合わせですね。
ここはあまり説明はいらないと思います。ある程度一定のクオリティで縫い目が合うようになってきました。縫い糸はナチュラル系のカラーにしました。
縫い終わったら次にベルトの装着をしていきます。この部分はケースを貼り付ける前にやる必要があるのでこの段階でやればいいかなと。
実際にケースを間に挟んでベルトの締り具合を調整して接着→菱目打ち→縫い付けと進みます。カードの厚みとかも計算して多少余裕を持ったほうがいいです。
6.カメラ穴等を開けてケースを接着する
ベルトもついたので後は、ケースを止める位置を確定させてカメラ穴等を開けていきます。
自分の場合はポンチやカッターを使って頑張って開けましたがなかなか大変です。ある程度めどが付いたらヤスリなどを利用して穴を綺麗に整えていきましょう。
穴が大体綺麗になったらスマホケースを接着剤を使って貼りつけましょう。細かい調整は付けてからも可能です。
7.革の手帳型スマホケースの完成
ということでこれで完成です。後はコパを磨いたり仕上げをするだけですね。
大体作業時間で3~4時間といったところでしょうか。
ちなみに内側はこんな感じ。スマホケースとしては十分機能的かなと ポケットの部分ですが、カードが1枚とレシート類が入るぐらいにはなっていますね。ポケットを増やすと若干作成難易度が上がりますがこれなら簡単。
ちなみにケースを開いて反対側でボタンを止めることで簡易スタンドの機能も使えるようになっています。
これで動画を見る時も安心ですね。
3作目まとめ
少し綺麗につくれるようになりました!身内が使う分には及第点かなと。
材料費はざっくりと1,500円程になるかと思います。all栃木レザーにしたので、高いのは仕方ない。売るなら6,000円〜7,000円で手間賃含めトントンな感じでしょうか。
3作目は「オルファ 別たち」に初チャレンジで苦戦しており切り口が斜めになってしまったり、ガタガタになったりとよく見ると細かいところでいっぱい失敗があります。また、2.5mmの栃木レザーを使ったのですがかなり堅かったので厚さは厚くても2mmまでの革が良さそうだなと学びました。
生成りレザーでつくる手帳型スマホケース 4作目
4作目は左側の手帳型スマホケースです。自分用の「Xperia Z Ultra」の手帳型ケースを使ってみたかった生成りのレザー作りました。冷静に見るとあまり綺麗にできてないし、自分の技術も少し上がってきたので、「よし!せっかくだから新しいの作るぞ!」ということで作ることにしました。
1.スマホケースと革を購入
まったく同じ素材で作ってもつまらないので新しく革を購入して作成しました。
ケースはこちらを購入。古い機種なので180円(送料込)と破格です。こちらのショップさんは古い機種のケースが激安なので助かっています。
そして、革ですが経年変化が楽しめるように「生成りのヌメ革」で作成することにしました。
amazonで購入したものを使用します。2mm程度のの厚さで、ある程度の硬さがあってスマホケース向けに問題なく使えそうです。
2.型紙を使い革を切り出す
この工程は前回ケースを作っていたので楽ちんです。同じ型紙を使って革を切り出します。
ベルト部分は本体のパーツと一体化させて作りました。前回からこのベルト部分の形だけ少し変えています。
続いてカメラ用の穴を開けていきます。こちらの機種はカメラの穴だけ開ければいいので簡単です。ケースを実際に貼り付ける位置に合わせます。
実際に切り取る部分に印を付けて切り取っていきます。床面から切るのは割りと難しいんですが根性で切り取ります。
こんな感じで大体の大きさの穴が開けばOKです。細かい部分はケースを貼付け後ヤスリで削って調整していけばOKです。
3.縫い合わせ+ボタンをつける
縫い代を3mmとしてコンパスを使って革に印をつけていきます。意外と100均のコンパスでもうまくいくものです。
後は先ほどつけた印に合わせて菱目打ちを使って縫い穴を開けていきます。1つのではなく2つの菱目打ちにすればよかったと今更後悔しています。
続いてバネホックも合わせてつけていきます。前回はマグネットにしたのですが、今回は最初っからバネホックにしました。
ベルト部分に関しては後から付けてもいいのですが、凸のパーツは内ポケットの下に来るのでこの段階で付けてしまいます。位置がずれてしまうと結構不格好になるので注意が必要ですね。
あとは内側のポケットの部分を接着剤で付けてから、再度菱目打ちで縫い穴を開けて縫っていきます。
今回のポケットは大きめポケットを2つの形にしました。(細かい写真は撮り忘れてしまいました。申し訳ない)
レーシングポニーがあると縫いやすいみたいなのですが、自分は膝に挟んで縫っています。
4.ケースの貼りつけと仕上げ
縫い終わったら後はケースを接着剤で貼り付ければ終了です。スタンドの機能をつけるためにケースは半分だけ貼りつけました。
あとはコパの処理などをやって細かいところを仕上げればOK。
5.手帳型スマホケースの完成
生成りの革なので少し日焼けさせてから使っていけば綺麗な茶色に育っていってくれるはずです。
今まではカードを一杯入れたかったのですがカード1~2枚とレシートが入ればOKなことがわかったので少しスリムな形にしました。ただ、機種がデッカイので収納力は抜群ですが。
ケースを半分だけつけるとこんな感じでスタンドになってくれます。画面のサイズが6.4インチなので動画もたまに見るのでスタンド機能をつけとくと使いやすいのです。
4作目まとめ
同一の機種用の手帳型スマホケースは2作品目ということでまぁまぁうまく出来たのかなと思います。
生成りのナチュラルカラーの革に関しては経年変化が楽しみでよいですね。
全機種対応スライドパーツの手帳型スマホケースの作り方 5作目
5作目は、今まで作ってきたスマホケースとは全く違うタイプの新しい手帳型スマホケースです。をHERZで購入した端革で作成しています。革はこちらのカードケースの残りを使ってます。
革製品は丈夫でちゃんとケアしながら使えば5年、10年と使う事ができます。また、タンニンなめしの革は使っているうちにエイジングが進み段々自分だけの味が出てきたりします。
でも、スマホは大体2~3年もすれば機種変更しますよね?
機種の形はどんどん変化していくため機種変更してしまうとせっかく作ったケースは使えなくなってしまいます。
折角だから機種変更しても続けて使えるケースを作ろうという事で5作目はスライドパーツを利用して試作品を作ってみました。
機種変更しても使える手帳型のスマホケース
さて、どうやって機種変更しても使える手帳型ケースを作ろうかという所ですが、それを解決してくれるのがこちらのパーツです。
このパーツを利用すればスマホ自体をこのパーツに貼り付けて、カメラを使いたいときには上にスライドさせてカメラをケース外に動かせるようになります。
ちょうど下記のような市販品のパーツだけを利用している感じです。
本体は貼りつけて、カメラを使うときはスライドさせるので、あとは手帳型ケースの本体のサイズをスマホで一番多いサイズである5インチの物が収まる形で作れば機種変してもそのまま使える可能性が高く、継続して使える手帳型ケースになるはずですね。
また、上記のスライドパーツのおかげでカメラの穴を開けなくてもOKなので末永く使えるはずです。
全機種対応の手帳型スマホケースの仕組み
実際にどんな感じに仕上がったのか、動画にとったので見てみましょう。Instagramにあげてみました。
今回はサンプルでiPhone5でとかと同じ4インチのサイズのスマホをはめて撮影してみました。
さて作り方と大層なことを言いましたが大したことはしていませんので写真とともに簡単に見ていきましょう。
手帳型ケースの土台とのパーツと、スライドパーツを埋め込むために必要な下地パーツを用意します。
土台のパーツとしては上にも書いたように5インチのスマホが余裕で収まるぐらいのサイズを想定して切り出しています。
ここでベースの大きさが決まるので4インチのスマホしか使わないよ!って人は4インチのスマホよりちょっと大きなサイズでOKですし、5.5インチ級のスマホしか使わないよって人はそれに合わせて大きく切り出します。ここは好みで好きにしてください。
スライドパーツ自体の厚さが3mm程あり、そのうち2mmぐらいは埋め込めるように段差になっています。(写真撮り忘れた!)
ということで、下地の革自体は切り抜いてパーツがはまるようにしておきます。
後ほどこの部分は本体になるパーツに接着剤で接着+周りを縫い合わせる形で固定します。革の厚さが2mmだとピッタリ収まるのでこの下地は2mmの厚さのものを利用するのがいいでしょう。
試作品ってことでちょっとスライドパーツ自体が右よりになってしまいましたが、大体中心に来るように作りましょうね。
写真でもわかる?ようにこのネバネバした部分に強力な両面テープが貼ってあるのでそこにスマホを付けて使いますよ。
本立てを2つ使って輪ゴムとクリップで挟めるようにしただけですが革小物ぐらいであれば十分実用的ですね。
また、今回はAmazonでかなり安いロウ引きのヒモを見つけたのでそちらを利用してみました。
普段使っているエスコードのように麻ひもではなく、ナイロン製らしいですが何の問題もなく使えますね。何より安いので、失敗をしても金銭的ダメージが少ないのが良いです。
左側のカードポケットですが今回は3枚カードを入れたかったのでこんな感じに。ポケット部分だけちょっと雰囲気を変えるために同系色の革で作ってみました。まぁまぁの出来ではないでしょうか。
ポケットはカードを1枚だけ入るタイプにすればつくるの楽ですよ。
そうすると、、
スマホのカメラってたいてい上の方に付いているのでこうすればカメラの穴を開けなくても写真がとれちゃうんですよ。画期的です。
ちなみにiPhone5(4インチ)だとケース自体が一回り大きくなっているがわかると思いますが、
ちょっと余裕を持った作りにしておけば長く使えるので気持ち大きめがいいかも。
機種の厚みなどによって蓋の閉まりぐわいが変わってくるので今回はベルト無しにしました。このあたりはお好みです。
自分は蓋はしっかりとしたいタイプですので、ゴムを掛けて「トラベラーズノート」のようなデザインにしてみました。が、プレーンでシンプルな見た目もオシャレで良かと思います。
ちょっとゴムを買ってつけてみました。太すぎた感じがしますけどまぁまぁの見栄え。余っていたチャームを付けてみました。
5作目まとめ
ということで、機種変してもそのまま使えるスライドパーツを使った手帳型スマホケースが完成しました。
実際、粘着テープでつけるわけですが割りとしっかりと固定されるので剥がそうとしないかぎりは落ちたりしないのである程度安心できます。ただ、スマホ本体の加工によっては張り付きにくい物もあるのでそういう時は透明なケースを買ってそれごと貼ってしまえばいいと思います。
せっかく気に入った革で自分で作ったケースがスマホを機種変すると使えなくなってしまうなんてモッタイナイですよね。
カードポケット付き手帳型スマホケースの作り方 6作目
母親が機種変をしたということで新しい機種に合わせて手帳型のスマホケースを再度作っています。
カードが3枚入る手帳型スマホケースの作り方
前回は赤色ということでしたが、今回はキャメルをリクエストされたので下記から購入。
厚さは重ねた時に3mmあれば割としっかりするので1.5mmの栃木レザーを購入しました。
また、今回は初めてカードポケット部分に裏地をつけるためにピックレザーを買って見ましたよ。
そして、穴あけ用に試しに買ってみたこちらの菱目打ちを、利用して作っています。
簡単につくり方を説明していきますね。
作成手順
1個しか作らないから型紙なしでサクサクいきます。
今回は3枚カードを入れたいということなのでパーツは4つ必要です。
端の部分の厚みが出ないように三角形ぽい形です。縫った所でカードが止まる感じです。
サイノビールを使って貼り付けますが、カードが入る部分を張らないように注意してはります。
余白は後で落とした方が後々の仕上がりは綺麗になるので余裕を持ってやりましょう。
順番を間違えると悲惨なので注意です。
安定して縫い目がでるようになりましたが、細かく見ると若干あらが出ますよね。
あとはケースの貼付け・ベルト縫い付けですね。
だいぶ端折ってる感がありますが、カードポケット以外はごく簡単な作りです。
細かい仕上げの処理はおいおいするとして大体完成です。
6作目まとめ
初裏地チャレンジということでしたが、そんなに難しくなくあっさりクリアです。
ただ、裏地を挟んだ場合のコバの処理がイマイチ綺麗に出来ない点はむずかしいなぁと。コバコートとかでうまく処理するしかないのかなといった所でした。
ナチュラルレザーでつくる全機種対応の手帳型スマホケース 7作目
最近は小物といえばスマホケースが一般的なのか?というぐらい頼まれるのはスマホケースです。まぁ自分で作って使ってるものがなかなかうまくエイジングしてていい感じなのもあるのかな。細かい部分に関しては割愛しながら紹介していきますよ。
ちなみに、A4サイズの革だと丁度5インチスマホサイズが作れます。
接着剤でまず固定してから、菱目打ちで穴開けます。
ぷっくりとして可愛らしい感じに見えます。
右側部分のスライドパーツをつける部分は修行中ですがGクリアが優秀なので今使ってるやつも強度的には問題ないので多分そこそこ持つはず。
少し革を漉いて薄くしようかと思いましたが強度が心配なのでそのまま使用しました。
スライドパーツを使って汎用性の高いケースにする場合、中に入るスマホの厚みによって使い分けられるようにしておくと良いでしょう。
あとからやると面倒ですし、機種変して入らなくなってしまうと革で長持ちするように作る意味が無いですしね。
7作目まとめ
プレゼント用なので今後どうなって行くかは追えないのですがいい感じになると良いと思ってます。
【番外編】革のスマホケースのエイジング
番外編ですが、定期的に購入した革小物やレザークラフトで作成した革製品のエイジングを気が向いた時に記録しているエントリーがありますのでご紹介しておきます。
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革財布・革製品のエイジング(経年変化)を記録していこうと思う
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レーザークラフトで作る革小物の作り方のまとめ
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