5月も近づいてきて、総務省が決定したSIMロックの解除の条項が意識される頃ですが、本日はタイミングを合わせたかのようにdocomoとauからSIMロックの解除に関する条件であるとか、対応の方法が発表されました。
ということで、今回はその内容を少し見てみることにしましょう。ざっくり見た感じだと、直ぐに大きな影響が出るか?といわれると「No」じゃないかなと思います。
2年ぐらいで新しい機種に機種変するような習慣が付いている多くの人にとってはあまり関係ないものになるのかなぁというのが正直なところです。
それでは見ていきます。
5月よりSIMロックの解除がはじまる。
docomoとauのSIMロック解除に関する情報が出ていましたね。ざっくりまとめるとこんな感じ。
・5月1日以降販売の機種は、購入後180日が経過した時点でSIMロック解除の申請ができる。
・申請はWEBまたは、店舗・電話で受付。手数料はWEB:無料 店頭・電話3,000円(税別)。
・4月30日以前に販売された機種は今までどおり
詳細に関しては、それぞれ正式な発表が出ていますのそちらで確認して下さい。
・docomo
https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2015/04/22_01.html
・au
http://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2015/04/22/besshi1089.html
docomoに関しては、iPhone以外は原則SIMロック解除してくれていたからぶっちゃけ状況はあまり変わらないですね。
auに関しては、SIMロックが解除されても恩恵を受ける人が少ないんじゃないかと思います。SIMロックが解除されると恩恵を受けるのは「MVNO」を使用する層と、海外に結構頻繁に層ぐらいかなと思います。
MVNOでの利用は、現状のau系端末の対応電波帯を考えると、docomo系のMVNOではあまり活躍できず需要はあまりないのではと思います。
また、海外での利用にかんしても、auの3Gが世界のメインストリームの方式でなく対応電波帯として劣ると考えられるので実際はほとんど恩恵がないのではと思います。
ただ、今後はau以外の電波帯の対応だけ外すってことをやらなくなるかもしれませんけど。
両者ともSIMロック解除に関しては180日のロックが掛かるようですが、結局は2年間の契約の縛りは入れてきてあまり状況は変わらないのではないかと予測します。
まとめ
発表を見ていて思ったのは、まだしばらくは現状のようなMNPでお金バラマキ合戦は続いていくのだろうなぁと思いました。180日のロックが外れだす今年の年末から来年にかけてこの業界がどう動いていくかが注目のポイントになるかと。
SIMロック解除が一般化すると、中古の携帯市場が少し活性化してMVNOのサービスが今よりもう少し一般化してくると思います。
注目度は大きいですが、影響が出るのはしばらく先。ということでのんびりと見守ります。
最後にどうでもいいことだけど、毎回思うのはdocomoとauは毎度毎度ほぼ同じ時に、ほぼ同じ内容の発表をする。この2社は完全に両者で調整してやっているんだろうな。
そして毎度だが、この後ソフトバンクがこの条件よりちょっとだけ良い条件をつけて発表して、発表が終わった後はdocomoとauがその条件に近い内容に修正する。
この業界はよくわからん。
てな感じで。
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